緊急通報装置とは

緊急通報装置とは、一人暮らしの高齢者や身体障害を持つ人が転倒したなど急を要する際、家族や、見守りサービスを提供している監視センターに通報するための機器のこと。

事故は外出先のみならず、家の中でも起こるものです。65歳以上の高齢者が事故に遭う場所は「家の中」が最も多く、約8割にものぼります。このことを受け、いざというときの“シグナル”を家族や見守りサービス監視センターに送信するための機器の販売・レンタルが進んでいます。

壁付けのボタン式のものもありますが、日常使用する電気ポットやコーヒーメーカーに組み込まれている「見守りタイプ」も、広い意味での緊急通報装置です。

1.ペンダント/スマートウォッチ型の緊急通報装置

いざというとき、緊急通報装置が目の前になければ、自身に起きた急を知らせることはできません。この問題を解消するため、首からさげるペンダント型、腕につけるスマートウォッチ型の緊急通報装置が販売・レンタルされています。

ペンダント式のものは、ボタンを押すだけで家族や見守りサービス提供会社へ自動的に急を知らせてくれます。

スマートウォッチ型のものは、手持ちのスマートフォント連動させ、アプリを通じて急変/動きがないことを見守りサービス提供会社へ通知することができます。また、1日分の消費カロリーや歩数を確認することもでき、高齢者の方が自らの健康を意識することができるようになっています。

2.光回線とあわせて使う緊急通報装置

先のペンダント型緊急通報装置の中には、NTTが提供する光回線(ひかり電話)に連動するものがあります。

これは、ひかり電話親機に対し、ペンダント型緊急通報装置を子機とするもので、ペンダントのボタンを押すことで事前登録した最大9箇所に順次連絡を取る仕組みです。ペンダントを通し双方向の会話ができますので、音声という形で家族にその様子が伝わるのが魅力的なポイントです。

しかしながら、親機がカバーできる範囲を外れてしまった場合はこの機能を使うことができませんので、基本的に家の中にいる方が使うものといえるでしょう。

3.セコムやアルソックなどの用意する緊急通報装置

セコムやアルソックなどのセキュリティ会社が準備している緊急通報装置には、緊急通報時以外にも、一定時間動きが確認できないときに電話や訪問をしてくれたり、介護事業者へ連絡をしてくれるサービスが附帯することがあります。

身につけるタイプ(ペンダント型/スマートウォッチ型)が主な商品で、契約内容に応じ、電話で健康相談や医療機関に関する情報提供もしてくれますので、単身の高齢者でも使いやすいサービスです。

本体ないしはスマートフォンの位置情報を目安に駆けつけてくれますので、まだまだアクティブで外出も多い方にも使いやすいものとなっています。

家族に監視されているイメージがありませんので、できる限り自立した暮らしをしたいと希望する方に家族からもすすめやすいサービスといえます。

まとめ

緊急通報装置とは、家の内外で起こる転倒・発作の際にも有効な見守りのひとつの方法です。緊急通報装置については、以下の4つを特に理解しておきましょう。

  1. 緊急通報装置とは、高齢者が家族や見守りサービス提供会社に対し、簡単に助けを求められる「お守り」
  2. 緊急通報装置には、ペンダント型やスマートウォッチ型のように身につけるタイプが多い
  3. 自宅で使用する緊急通報装置は、ひかり電話の子機の役割のものも。ボタンひとつで家族などに自動で電話をかけてくれる
  4. セキュリティ会社が用意している緊急通報装置には、定期電話や定期訪問サービス、駆けつけサービスが附帯しているものも