段差解消機(移動用リフト)とは

介護に役立つ用語集

段差解消機(移動用リフト)とは、建物内や屋外の段差がある場所に取り付け、歩けない人・立ち上がれない人・車いすの人を移動させる装置のこと。

エレベーターを導入できない・導入するほどの段差ではないとき導入する装置です。車いすが乗り込めるサイズの床をまっすぐ縦に持ち上げる固/移動タイプのもの、車いすを乗せた板・人を乗せる椅子が階段に取り付けられたレールに沿って上昇するタイプのもの、浴室内で使うものなどに分けられます。

介護認定を受けた方、ないしは介護保険制度非該当でも住宅改修が必要とされた方は設置費用の一部に補助を受けることができます。

1.移動式段差解消機の価格

車いすをどこにでも昇降させられる「移動式段差解消機」は、20万円~で購入できます。

移動式段差解消機のよさは、

  • 自宅の縁側・玄関から人の乗った車いすをそのまま昇降させられる
  • 人の乗った車いすをそのまま自動車の後部(車いすを固定できる仕様)へ持ち上げられる
  • 移動式段差解消機を折りたたんで自動車に積み、どこへでも持って行ける

ことです。

福祉器具を販売している業者や、通信販売会社で購入できます。これら汎用タイプは

  • 折りたたみ式
  • 本体に車輪が付いていて移動が楽
  • 昇降は足踏みペダルで行う

のような特徴を持っています。

家の中の1階と2階を移動するのに困っている訳ではなく、出かける際の段差で困ったときに検討するものです。

2.段差解消機のレンタル

段差解消機は、要介護度や移動方法に応じて様々なものがあり、必要と認められれば介護保険を利用したレンタルができます。

たとえば、先に挙げた移動式の段差解消機は、月額1,500円~でレンタルできます。また、歩けるけれど玄関での立ち上がりが難しいケースの段差解消機は月額1,200円~でレンタルできます。

入浴時、浴槽の高さまでの立ち上がりが難しいのであれば、電動式バスリフト(椅子タイプ)を月額2,000円~でレンタルできます。

車いすで屋内を移動したいときの段差解消スロープならば月額50円~、屋外でも使え持ち運びもできるタイプの段差解消スロープならば月額400円~でのレンタルが可能です。

3.段差解消機と建築基準法

屋内(階段)「固定」するタイプの段差解消機については、通常の昇降機(エレベーター・エスカレーター)と同様、建築基準法により条件が定められています。

正確なことは家のリフォーム・新築に携わってくれる建築士に任せるとして、私たちが知っておくべきことは次の通りです。

  • 建築基準法で定められているので、全てを思い通りにはできないこと
  • 階段の段板などに傷みがある場合、階段そのものの補強が必要になること
  • 曲線階段よりも直線階段の方が、設置費用が安くなること
  • 単純に「段差解消機をつければそれでよい」と考えないこと(身体状況・建物のつくりも考える)
  • 安全のために、定期的なメンテナンスを欠かさないこと

まとめ

段差解消機(移動用リフト)は、車いすの方、立ち上がりが難しい方にとって安全を確保するために必要な機械(器具)です。段差解消機については、以下の4つを特に理解しておきましょう。

  1. 段差解消機(移動用リフト)とは、車いすなどでの移動時に困る段差を固定ないしは移動式の器具で解消するもの
  2. 移動式段差解消機の価格は、20万円~。折りたたみ式で車輪が付いているので、自動車に乗せてどこにでも持っていける
  3. 段差解消機は様々なものがあるが、介護保険対象となれば「月額いくら」でレンタルできる
  4. 家のリフォーム時ないしは新築時、階段に段差解消機を取り付ける場合、建築基準法に適う必要がある