介護にまつわる本、3ジャンルのおすすめ計9冊をご紹介します!

親御さんやご親戚の方が生活の手助けを必要とするようになってくると、「いよいよ介護生活」という危機感を抱いてしまいます。これからどのようなことが起こるのだろう、何をどう準備しておけばよいのか、と先々のことが心配になってしまいます。

核家族化の進んだ日本では、高齢者との接し方がわからないという方も珍しくありません。そのような中で「いざ介護」となったとき、私たちはどこから介護の現実を知ればよいのでしょう。

今回は、介護に臨まなければならなくなった方に有益な「おすすめの本」をご紹介します。どうぞご参考になさってください。

1.在宅介護に対する心構えができるおすすめの本

まだ介護という段階ではないけれど知識は欲しい、いずれ介護をする側になるだろうとお考えの方に「介護に入る前に知っておきたいこと」「介護の現実」を教えてくれるおすすめの本はいくつもあります。特に以下の本はランキング上位に上がっていますので、読者の口コミも豊富です。

1-1.親が倒れた! 親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと(太田差惠子/翔泳社)

ファイナンシャルプランナーの資格を持つ著者が、介護に関する長年の取材のなかで得た知見を“介護初心者”に向けてわかりやすく解説しています。介護サービスや施設のこと、介護や医療にかかる費用のこと、遠方に暮らす子がどのように介護に参加できるのかなど、今の日本の現状に合った解説をしています。

介護初心者用バイブルとも呼べる一冊で、「図書館で借りて読んだけれど、結局購入した」という声も多い本です。

母が入院してから、何をどうしていいのか手探りだった時、そして介護のことでわからないことでもお世話になっている本。いろいろな本を見てみたけれど、私にはこの本が一番わかりやすく、図書館で借りていたけれど、自分で購入。親のこともそうだし、いずれ自分にもこういうことが起こるかもしれないと心構えができる。自分の時は、また制度も変わっているんだろなとは思うけれど。今すぐ考えなくてはいけない人にも、今後の備えにもおすすめな一冊。

引用:読書メーター

長期・中期・短期介護。いずれにも共通する両親の介護上の実務問題を具体的かつ詳細に述べている。保険、医療機関、NPO法人、勤務先制度、税金控除など実際に使える内容が満載。子として、親の介護に臨む心構えが身に沁みる。私の両親はまだまだ元気なのでこのような本を私が読んでいると知ったら怒るかも。ただ、いつかは直面する問題であるし何よりも大切な両親の介護であればこそ。まさに、備えて憂いなし。

引用:読書メーター

1-2.認知症の9大法則 50症状と対応策: 「こんなとき、どうしたらよい?」不思議な言動が納得できる・対応できる(杉山孝博/法研)

在宅医療にも取り組む川崎幸クリニック院長である著者が認知症の実例を挙げ、それらへの理解を深める方法や対応法について解説。認知症に関わる複数の公益社団法人の副理事長や評議員を務め、認知症に関する本の執筆や、文部科学省特別選定の映画「認知症と向き合う」の監修も行っている「認知症のお医者さん」が説明する納得の書籍。

もしも親御さんやご親族の言動がわかりづらくなってきたとき、まず手にしてみたいおすすめの本です。

なんかあてはまらない枠もありげたが、一般的にありがちな疑問点はこれで回答得られたから読んでよかった。「高齢者の生きてきた時代を土台にした時、認知症のその行動は理解できる。」弟にも読ませときたい

引用:読書メーター

9大法則、つまり認知症の人に特有な傾向を9つ説明する第1章。それらを踏まえて、50の実例に沿って現状、当人の状態や気持ち、対応策を解説する第2章。この当人の気持ちというのが、健常者の論理とはまったく違う理屈になっており、認知症を発症した義母の様子を見ると、なるほどと思い当たる箇所が多い。これを理解するだけでも、介護者の精神的な負担が相当軽減されるのではないかと思う。様々な症状の出る時期を経て、穏やかに死へ向かっていくという解説が印象深い。住環境を整えるヒントの第3章、認知症の基本情報を集めた第4章もあり。

引用:読書メーター

1-3.親の介護をする前に読む本(東田勉/講談社)

介護や医療の現場を取材し、書籍という形で世に送り出している著者が、介護の「本当のところ」を伝える一冊。核家族化により、親や祖父母の老いとその現状を知らずに過ごすことも多い私たちに、今から準備しておくように啓蒙しています。リアルな内容に、「読んでいてつらかった」とさえ言わしめているだけに、しっかりと、何度も読みたい本です。

前半はかなり鬱になる事実の羅列。眼を背けてきた現実を、これでもかと突きつけられ、もう放り出そうと何度思ったことか。 後半は一転、目から鱗の具体的な対応提言の山。 結局のところ、事実と現実を受け入れ、情報を入手し、自ら動かなければ今の日本では安らかな介護なんて不可能ということか。

引用:読書メーター

これ、良い本です。父を介護して見送る前に読んで起きたかった。とは思うものの、なんともならない事に抗って見送った経験がないと、この本に書いてる事は受け入れ難いかもしれない。

引用:読書メーター

2.介護・親の死の体験談を綴ったおすすめの本

そもそも介護とは何か、どのようなことが考えられるのか、今自分も介護生活中だが他の人の体験も知りたい、というときは、次の本がおすすめです。特に介護中はなかなか外出ができないことも多く、地域の「介護家族の会」などの集まりに出向くこともままならない状態となりますので、書籍をこころの友とすることもひとつの方法でしょう。中には衝撃的なものもありますが、介護の本質に踏み込んでみたい方に、特におすすめです。

2-1.母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記(松浦晋也/日経BP社)

科学ジャーナリストとして、ロケットなど航空宇宙工学に関する書籍を多く著した著者。ある日突然50代・独身で母親の介護に立ち向かわなければならなくなったとき、どんなことに直面したのかを、ジャーナリストの目で淡々と客観的に、自身を振り返り記述しています。

とても参考になりました。今、我が家も似たような経験をしているので、筆者のつらさ、大変が身に染みてきました。

引用:読書メーター

これが現状なのだろう…全員が可能生があるわけで、どの家庭に起こってもおかしくない!現実になったら…認知症の親を自分はどこまで介護することが出来るだろうか~何時まで耐えられるだろうか~公的機関や公的制度をフル活用したとしても不安が残る。そんな一冊です!

引用:読書メーター

2-2.毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!(山田あしゅら/主婦と生活社)

義父母を在宅でお世話する日々を赤裸々に綴る人気ブロガー山田あしゅらさん。その体験を書籍化したものがこの本です。そもそもイラストレーターをされていたということもあり、柔らかなタッチのイラストもひとつの魅力。介護のつらさを「ブラックジョーク」として吐き出すこともときには必要であることを教えてくれます。

ブログを楽しみに読ませてもらってる。私は仕事としての介護者だが、共感出来ること多々あり。紙おむつをつけてる被介護者にも人生があるのだ、ということを忘れないでいたい。

引用:読書メーター

「夫の介護態度は嫁にどかんと丸投げ。現実逃避で見当違いの言動。引き受けた嫁は貧乏くじ感がぬぐえず不満爆発」あぁ、あしゅらさんお友達になりたいよ。在宅で義理の両親を同時に看るというご苦労は笑いを交えて語るような軽い現実ではないはずなのに、本当にご立派。尊敬します。

引用:読書メーター

2-3.マンガ 親が終活でしくじりまして(寝猫/三五館)

残念ながら、私たちはいつか死を迎えます。介護期間が発生しようとしまいと、その日は必ず訪れますので、慌てないように知識を得ておくのもとても大切です。介護をなさっている方は、日々のお世話に精一杯で、“その日以降”やってくる事柄に目がいかないことも少なくないでしょう。

特に、親元を離れ遠方にいる子世代はこころの準備のために一読しておきたいおすすめの一冊です。

タイトルは煽りで致し方なく。まあまあ上手くいっている方かと。金と手続きはめんどくさいんだよなあ、と次男坊は他人事のように言う。

引用:読書メーター

母親が、思いがけずポックリ逝ってしまって、残された長女の作者が、色々思ったりバタバタしたりする話。自分の母はまだまだ元気とたかをくくっていてはいけないのかも。私自身、交通事故とかで思いがけない死を迎えたら、子供たちは色々困るだろうな。自分の残り時間の使い方を考えるためにも、エンディングノートを書くのはありかもしれない。

引用:読書メーター

3.介護保険の仕組みや、介護の実践について知りたい方におすすめの本

介護生活がスタートしたとき、わたしたちがまず越えたい壁は“介護保険に関する知識を得ること”ではないでしょうか。在宅で介護するにせよ、施設に入らざるを得ない状況であるにせよ、介護保険の基本的な仕組みを知っておくことはとても有利です。

3-1.図解入門ビギナーズ最新介護保険の基本と仕組みがよ~くわかる本(ケアマネジメント研究フォーラム+高室成幸/秀和システム)

介護認定からケアプランの作成、サービス利用、医療保険と介護保険の関係など、介護する方・される方が知っておきたい基本的なことが説明されている本です。また、介護保険が生まれた背景から、今後どうなっていくのかの見通しなど、日本全体で考えなければならないことも盛り込んであり、子世代の今後のことも考えさせられるおすすめの一冊です。

制度改正に対応し、2017年10月現在第6版となっています。

図解されていて、文章も読みやすくて大変良かったです。おすすめです。

引用:Amazon

父が入院して退院するときに介護保険制度を勉強するために買いました。介護保険初心者の私にはぴったりでした

引用:Amazon

3-2.ある日、突然始まる 後悔しないための介護ハンドブック(阿久津美栄子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

突然介護生活を余儀なくされた方から、何となく心構えはできていたという方にいたるまでカバーするため、介護経験のある著者自身「介護保険をはじめ当時知りたかったこと」をまとめた本。特に注目に値するのは、「介護で倒れてしまわないためにロードマップを作る」という3章。

介護が長期化してしまった場合、介護をする家族が「介護疲れ」してしまうことが大きな問題となりますが、それへの心構え・対応策にも触れてありますので、おすすめの一冊です。

わかりずらい事が、わかり易く書かれていて
正直、一年前にこの本と出会えていたらと思いました。

今、介護福祉士や介護士を目指されている方にもおすすめだったりします。

引用:Amazon

私自身は家族を介護した経験が無いのですが、田舎にいる両親も高齢になり、介護とそのときの自分の生活に漠然とした不安を抱えていました。
この本を読んで、介護する前にイロハを知ることができ、来るべき介護への事前知識を得るだけでなく、漠然とした不安も解消できました。
おすすめの1冊です。

引用:Amazon

3-3.完全図解 在宅介護 実践・支援ガイド(金田由美子+東田勉+三好春樹/講談社)

介護職や医療従事者用書籍ですが、在宅支援の具体例や施設の選び方、介護スタートから終末期に至るまでのケアのポイントが図解されていますので、介護をする家族にとっても必携の書籍です。

介護福祉士など福祉系の勉強をしたい、資格取得をしたいという方も持っていて無駄にはならない貴重な書籍です。

引用:Amazon

図書館でかりてわかりやすかったので家族で見るために購入しました。

引用:Amazon

まとめ

介護の知識のテリトリーは広く、介護をしている方、もしくは介護のことを事前に知っておきたい方にとって「何から調べておくべきだろう」と悩ましいものです。

今回は、介護に必要な知識を3つのジャンルに分け、それぞれおすすめの本3冊ずつご紹介しました。特にご記憶いただきたい点は次の5つです。

  1. 核家族化の進んだ日本では、高齢の方に接する機会がない人も少なくない。介護をすることになりそう、という環境にある方は早めに情報収集を
  2. 介護に関する知識は、大きく分けて3つ。「介護に対しての心構え」「体験談に触れて介護の疑似体験をする」「介護保険の知識・介護の実践」
  3. 介護は終わりが見えづらいもの。そのときに慌てないよう、自分なりのプランニング・終末期・要介護者の死についても考えておく必要がある
  4. マンガや図解でわかりやすい介護本も多数。図書館やネット配信されている書籍を“試し読み”して手元に置きたい1冊を選んで
  5. 介護保険に関する解説本は、最新版を。制度の変更により利用できるサービスや費用が変わることもあるため