高級老人ホームとは?人気施設と入居前の注意点5つ

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高級老人ホームとは?人気施設と入居前の注意点5つ

老人ホームへの入居をお考えの方の中には、いわゆる「高級老人ホーム」に魅力を感じている方もいらっしゃることでしょう。高級老人ホームとはどのような施設を指すのか、他の老人ホームとどう違うのかなど、「高級」と呼ばれるポイントをご説明します。また、そのような高級老人ホームを希望する方にとってどこが魅力的に映るのかも併せてお伝えします。

1.高級老人ホームとは

高級老人ホームとは

定年を迎え、子育ても終わり、夫婦ふたり(ないしはひとり)で自由に暮らしたい、でも「まだまだ元気なのに老人ホームとは」と思われる方に適しているのが高級老人ホームです。では、その高級老人ホームにはどのような特徴があるのでしょうか。建物やサービスを提供する業者や施設により受けられるケアは異なりますが、概ね以下のポイントは共通です。

  • 市街地やリゾート向けエリアにあり、利便性が高い・環境に満足できる
  • 充実した設備を備え、まるでホテルのようなイメージ
  • 単なる個室ではなく、1LDK、2LDKなどマンションのような間取り
  • セキュリティ面でも安心
  • 介護・医療面でも充分な連携がある(ホーム内にクリニックがある・看護師が常駐している施設も)
  • 趣味や娯楽を楽しめる共用スペースが広く、コンサートなどのイベントも

シニアの方が夢見る「悠々自適な暮らし」を実現しながら、一方で高齢となり不安もつのる看護・介護の問題も緩和してくれるのが、高級老人ホームといえそうです。

2.人気のある高級老人ホームはどこ?

上記のように、より充実した間取り・施設とサービスが提供される高級老人ホームですが、人気のある施設はどこなのでしょうか。実際に存在する高級老人ホームと、その特徴、必要な費用についてご紹介します。

※2017年6月現在、公式サイトでの確認情報です。他にも多くの高級老人ホームがありますが、以下は一例です。

2-1.【東京】サクラビア成城

サクラビア成城

http://www.sacravia.co.jp/

セキュリティ会社のセコムと、高級賃貸住宅やオフィスビルを運営している森ビルが手を組み、より快適な住まいとして運営しているのが「サクラビア成城」です。高級住宅街として知られる東京都世田谷区成城にあり、落ち着いたまちなみと都心へのアクセスのよさは、シニア世代にぴったりです。

「アソシエイト」と呼ばれるコンシェルジュがいますので、生活全般へも気配りをしてもらえます。また、入居する要介護者1.5人に対して1人のスタッフが24時間常駐していますし、併設されているクリニックもありますので、日々の暮らしが不安になったときも安心です。

入居一時金は8,750万円~37,000万円、介護一時金として925万円/1人・1,850万円/2人(前払い方式・15年分)、さらに管理運営費として月額204,120円/1人・328,860円/2人が必要で、これにレストラン運営費として月額32,400円/1人、64,800円/2人、水道光熱費が必要です。

他に、レストランでの食事や理美容室、施設内にあるゲストルームなどの利用費用が必要です。

2-2.【東京】サンシティ銀座EAST

サンシティ銀座EAST

http://www.hcm-suncity.jp/suncity/ginza/

気品あふれる銀座に程近い月島にあり、「お楽しみスポット」に事欠かないロケーションです。落ち着いた浜離宮恩賜庭園にも程近く、充実した生活を送れそうです。それもそのはず、理想のシニアライフを追求するため、著名な企業約100社により出資し設立されたハーフ・センチュリー・モアという企業が運営しているのです。

テラスカフェやバーラウンジ、屋内プール、大浴場などを完備、もしも認知症などで常時介護を要するようになったときには、施設内「ロイヤルケア介護居室」への住み替えも可能です。

入居一時金は4,510万円~14,000万円、健康管理費として540万円/1人(前払い方式・15年分)、さらに管理費として177,120円/1人・265,680円/2人、食費として97,200円/1人・194,400円2人が必要です。

他に、水道光熱費や任意で参加するイベント費用が必要です。

2-3.【大阪】コンシェール阿倍野

コンシェール阿倍野

http://www.c-24.jp/concier/abeno/

企業や法人の福利厚生施設運営のノウハウを活かし、介護施設を国内で46箇所、国外でも3箇所行っているリエイが運営しています。コンセプトは「快護」「癒食同源」で、その人らしい健康的な暮らしをサポートすることを目指しています。

地下鉄天王寺駅から徒歩4分の利便性、近隣にはあべのハルカスや百貨店、公園、美術館などが点在しています。協力医療機関も多く、介護職員は2.5人に対し1人在籍しています。

前払い家賃は1,320万円~(介護型・自立型のタイプ、占有面積により異なる)。これに加え、管理費・水道光熱費・食費などが契約タイプに応じ生じます。

2-4.【福岡県】フェリオ天神

フェリオ天神

https://www.jsgsl.co.jp/felio_tenjin/

建設資材や設備機器で知られるLIXIL(リクシル)のグループ企業、LIXILシニアライフカンパニーが運営する高級老人ホームがフェリオ天神です。九州一の繁華街とも呼ばれる天神エリアに位置し、空港・JR・地下鉄からのアクセスもよいのが特徴で、近隣には天神中央公園や商業エリアがあり、ちょっとしたお出かけにも便利です。

入居者3人に対しスタッフ2名を配置しケアの面でも不安はありませんし、各フロアに共用のリビングダイニングやスタッフルームを配置していますので、最小歩数で必要な場所にアクセスできるよう配慮されています。

また、入居されている方がどのような状態にあり、どのような介護を受けているのかを遠くの家族が知ることのできる「ご家族向けWEBサービス」も準備。ターミナルケア(終末期医療)についても、入居者本人や家族の意志にできるだけ沿うよう相談に乗ってくれます。

入居費用は前払い金方式で1,195万2千円~(年齢により金額・償却期間が異なる)、月額負担金は249,000円~、管理費は78,274円~。これに加え、食費として61,560円、暮らしサポート費として52,920円、買い物代行や役所・金融機関等手続き代行、医療機関への通院付き添いなど有料サービス費が適宜必要です。

3.「高級老人ホーム」が高級老人ホームたるゆえん

上記で取り上げたいくつかの高級老人ホームの設備や介護・スタッフ配備体制からわかるように、

「まだ元気だけれど、将来に備えてケアしてくれる人のいるところに住みたい」

「とはいえ、リタイヤ後のシニアライフも思う存分楽しみたい」

という方のニーズを捉えているのが高級老人ホームといえるでしょう。

老人ホームというより、マンションやシェアハウスのような側面をも持っていますので、同世代の知人ができたり、交友関係を築くこともできそうです。同世代同士だからこその話題や楽しみを共有できる、ひとつのコミュニティとしての機能も果たしてくれるのでしょう。

4.契約に際し、気をつけたいこと

高額な費用を前払いすることで契約が成立する高級老人ホームですが、設備や見た目だけで住み心地や将来のことを決めてかかるのは少々不安が残ります。そこを「終の棲家とできるのか」を含め、以下のポイントに留意しましょう。

4-1.当初費用・月額費用に何が含まれるのかをチェック

当初費用・月額費用に何が含まれるのかをチェック

大きな金額の当初費用や月額費用が必要な高級老人ホーム。それらに何が含まれているのか、そのお金が何に使われるのかの内訳をしっかりとチェックしましょう。

特に注意していただきたいのは前払い金です。前払い金は基本的に入居費用に充てられるものですが、その期間は施設ごとに5年~15年と設定年数が異なります。この期間内で前払い金(入居一時金)を償却していくことが定められています。もしもその期間中に何らかの理由により退去をする場合は、残りの期間に相当する金額が返却される仕組みです(規制影響分析書「有料老人ホーム等における前払金の返還に関する利用者保護」について│厚生労働省)。

月額費用は、その施設を利用するために必要な管理料・水道光熱費・食費などが一般的です。不要なサービスが知らない間に組み込まれていないかをチェックしなければなりません。

4-2.「オプション」が充実しているかどうか

もしも入居を考えている高級老人ホームを「終の棲家」としたいのならば、オプションが充実しているかもチェックしたいところです。大前提として認知症などになった場合でも入居し続けられるのかを確認したうえで、有料であっても通院や外出に付き添いしてくれるか、銀行や役所での手続きの代行をしてくれるか、自立生活ができなくなったときの支援や介護の体制が充分に整っているかを確認します。

中にはターミナルケアのことにまで相談に乗ってくれる高級老人ホームもありますので、ご家族の手を煩わせたくない・ご家族のケアが見込めない方は、このような施設を選ぶとよいでしょう。

4-3.短期解約特例や原状回復費用についての確認

短期解約特例や原状回復費用についての確認

前払い金を支払うことで入居できる老人ホームには、3カ月以内の契約終了において返金義務があります(いわゆるクーリングオフ)。実際に入居した日数に必要となった家賃分・サービス費用などを差し引いた金額を返金しなければならないのです。

また、一般の賃貸住宅と同じように、退去する際原状回復費用が必要となることがあります。これは賃貸住宅と同様に、国土交通省の定めたルールに則って算出されるよう促されています。(原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)│国土交通省)。

これらの条項が契約書に正しく盛り込まれているかをチェックしましょう。

4-4.「全国有料老人ホーム協会」に加入している施設かどうか

少なからず「安い」とはいえない一時金や月額費用を支払う高級老人ホーム。しかしながら、運営は企業が行っていますので、残念なことに入居者がその会社の倒産というトラブルに巻き込まれないとも限りません。そうなると、行き場を無くしてしまううえ、支払った費用も返ってこなくなる可能性もないとはいえません。

このような問題を少しでも回避するため、その施設が「公益社団法人全国有料老人ホーム協会」に加盟しているかどうかを確認してください。同協会では、入居者保護を目的に、「入居者生活保証制度(倒産により契約解除となった場合、入居者に500万円の保証金を支払う)」、「入居者生活支援制度(経営危機・天災など何らかの理由でサービス提供が困難な場合、入居者と事業者をサポートする)」を設けています(協会の概要│公益社団法人全国有料老人ホーム協会)。

4-5.【重要】お試し入居を利用する

高級老人ホームは、費用的なハードルの高さゆえ、お試し入居をさせてくれる施設もあります。実費は必要なものの、1泊~数泊できますので、入居者同士の雰囲気はどうか、居室にどの程度の物品を持ち込めるか、スタッフの対応状況はどうかなど、実際に住み始めてからの生活をイメージすることができます。

大きなお金を支払ってから、「こんなはずでは」と後悔しないためにも、お試し入居は必ず利用すべき、といえるでしょう。

まとめ

高級老人ホームは、その「お高い一時金・月額利用料金」に見合ったリッチな老人ホームで、近年では施設数も増えてきています。このページで覚えておいていただきたいのは、以下の5点です。

  1. 高級老人ホームとは、シニア世代の夢である悠々自適な生活の実現と、加齢による身体的不安を軽減してくれるうれしい存在
  2. 高級老人ホームは、市街地ないしはリゾート地として有名なエリアにあることが特徴。アクセスのよさがよいか、自然に囲まれた暮らしをしたいか、から場所選びをする
  3. 当初費用や月額費用に何が含まれ、何年の契約なのかなど、細かくチェックを。オプションで受けられる支援・ケア内容までを確認することで、より安心して暮らせる
  4. 「公益社団法人全国有料老人ホーム協会」に加盟している施設を選ぶ。倒産や経営危機により退去を強いられたり、サービス提供が困難になったときの保証が受けられる
  5. 必ずお試し入居を利用する。実際の自分たちの暮らし方をイメージできるだけでなく、入居に際し受けられるサービスや入居者・スタッフの雰囲気を確認できる
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